最近の星の動きに寄せて(1)
10月28日 蠍座のテーマ
西洋占星術では、新月や満月は、世の中全体の動きを読むための、
ひとつの指標になります。
そして一ヶ月弱ごとの新月は、新たなサイクルの始まりであり、
これから生長していく可能性の種を象徴します。
今回は、10月28日に蠍座で新月が起き、
新たな気分で約一ヶ月のサイクルが始まりました。
前回の天秤座での新月(9月29日)からの約一ヶ月間、
日本は、世界中から注目を集め、そして日本の人々が様々な思いに
揺れた期間となりました。
特に満月(10月14日)直前あたりからの二週間は、
台風19号の襲来や大雨、ラグビーワールドカップでの日本の快進撃、
世界中から国賓を招き、数十年に一度となる天皇陛下の即位の礼...
前回の満月図では、究極の出来事・根底からの変容を表す冥王星と、
満月がぴたりと角度をとり、それが日本に強い影響を与える配置で、
日本にとって重要な節目となる時期であったことが表れていました。
おひとりおひとりの心の中や、とりまく状況の中でも、
この一ヶ月のあいだに、いつもよりインパクトのある出来事や
大きな心境の変化を体験された方もおられるのではないでしょうか?
深い部分から揺さぶられることで、人生や今後の生き方について
徐々に考え直しつつある方もおられるかもしれませんね。
☆☆☆
そして、10月28日の蠍座の新月からの一ヶ月間は、
それらの思いを踏まえながら、
絆や縁を感じる関係やテーマに、集中して向き合うときになります。
特に、愛情や血縁(家族)など分かちがたい縁で結ばれている関係、
同じ目的に向けて一緒になって取り組んでいる仲間との関係のなかで、
変化が生じやすいときとなるでしょう。
具体的な問題を通して、真剣に今の関係や状況に
真剣に向き合う(話したり考えたり)ことになるかもしれませんし、
表面的には静かでも、心のなかでどうしようもない心境の変化が起きてきて、
変わらざるを得ない気分になっていくかもしれません。
これは、ネガティブな意味ではなく、
未来に向け、自分も相手も自由に呼吸できるような
そんな互いを尊重する関係づくりのための変化です。
その過程のなかで、今まで我慢していたことを無理しなくなったり、
苦手な相手と上手につきあえる距離がとれるようになったり、
なかには、発展的解消もあったりするかもしれません。
また、その変化が関係性ではなく、
打ち込んでいる分野やテーマに関して表れる人もいるでしょう。
いずれにしても、心に愛と情熱をもって、
真剣に対象(人でも仕事や趣味の分野でも)に関わっていくことで、
さまざまなことへの理解や洞察がが深まり、
付き合い方が変わっていく機会となりそうな一ヶ月です。
おひとりおひとりの立場で、それぞれの表れ方をするはずですが、
たとえば、
「愛情と強い情熱をもって、相手や属している場に深く関わる」
「ある関係で起きている・根深く残っている問題に真剣に取り組む」
「パートナーや仲間と手を取り合いながら、新たな未来を模索する」
「打ち込んでいる分野について、独自の路線を打ち出す」
「集中力をもっての変革、(自分なりの)常識や限界の壁を破る」
...など、心に留めて過ごされてもよいかもしれませんね。
また、11月1日から、水星が逆行するため(11月21日まで)、
コミュニケーションが行き違いやすく、
互いの考えのずれを感じやすいタイミングではありますが、
表面的なやりとりではなく、
もっと本質的なことや奥にある感情に目を向けることで、
深い部分で通じ合うコミュニケーションを確立するための
見直しや模索の期間となるでしょう。
皆さまにとって、充実した一ヶ月になることを願っております。
それぞれの皆さまに星の恵みがありますように☆;+;。・゚・。;+;☆;+;。・゚