※月のサイクル(新月・満月など)のほかにも、星の動きに沿って、星々のメッセージを綴っていきたいと思います。
一覧でご覧になりたいかたは、こちらのブログに同じ内容をアップしております。
蟹座の太陽~安心できる「心の居場所」を育むとき。素の感情や本能的な内なる声に、静かに耳を傾けて(6/21-7/22)
6月21日の夏至とともに、太陽は蟹座へと入りました。ここから約一ヶ月間、太陽は蟹座を通っていきます。
蟹座生まれの皆様にとっては、お誕生日シーズンですね。木星の恩恵に守られながら、すてきな一年となりますよう心より願っております✨💐
そして、蟹座以外の皆様にとっても、「12星座はすべて、自分の中(ホロスコープ)にある」ので、この時期は、蟹座のテーマに意識を向けてみると、日々の暮らしに、少しずつ温かさや安らぎが広がっていくかもしれませんね。
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夏至とともに始まる蟹座は、牡羊座、天秤座、山羊座と並び、「人生の四つの重要なテーマ」に関わる星座(サイン)のひとつです。
そのなかで蟹座のテーマは、「家庭や家族」といったプライベートな領域。
ちょうど真向かいにある山羊座が「仕事・キャリア、社会的立場」と関係するのに対し、蟹座は心がほっと安らぐような「内なる居場所」と関連します。
太陽が蟹座を通る時期は、「外」ではなく、「内」に目を向けるとき。
蟹座は内向的で感受性の強い星座(サイン)ですが、自ら行動を起こす「活動のサイン」なので、実はアクティブな一面も持ち合わせています。
そのため、この時期は、「家族」や「心を許せる仲間や身近な人たち」のために、あたたかく心地良い居場所づくりに力を注ぐことで、自分自身の心も満たされていくでしょう。
また、ひとりで過ごす場合もリラックスタイムを大切に…。
肩の荷を下ろして、心身ともにくつろぐひと時のなかで、素の感情や本能的な直感の声に、気づきやすくなるかもしれません。
そんな自然に湧きあがってくる心の声を、文章やアートなどを通して表現してみると、思いがけず温かな共感が返ってくる…なんてこともありそうです。
とくに外に向けて表現しなくてもかまいません。
動画や映画、漫画や本などの作品世界に没入したり、推し活に夢中になったりして、笑ったり泣いたりすることも、内なる感情を心地よく解放するプロセスになりそう。心も体もすっきりし、自然にエネルギーチャージされているかもしれませんね。
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■太陽 → 蟹座
6月21日 11時42分
6月21日から7月22日まで太陽が蟹座を進むあいだに、いくつかの星とタッグを組んで、そのときどきの心境や状況に変化をもたらします。
ここでは、その星の配置ごとに簡単なメッセージをお届けします。
■太陽<セクスタイル>火星(乙女座)
6月26日23時11分(影響期間:6/20頃~6/30頃)
蟹座の太陽と乙女座の火星の組み合わせは、着々と日常的な作業をこなしていく安定感のあるパワーをもたらしてくれるでしょう。
家や家族、職場など身近な関係の中で、自分の役割を果たそうとして体がスムーズに動きやすいとき。隅々まで掃除したり、ドキュメント類をきちんと整理したりするなど「片付け」作業にもうってつけです。
周りの人たちのために少しでも役に立つように動いてみると、身近な関係の中での居心地良さが、ぐんと改善されるかもしれませんね。
また、新月後に今後の展望が開けるように感じたら、それを「具体化するための細かい作業」を進めていきやすいタイミングです。蟹座の季節らしく豊かなイメージが湧いてきたら、ぜひ実際に手を動かしながら形にしてみてください。
■太陽<トライン>ドラゴンヘッド(魚座)
7月13日18時36分(影響期間:7/10頃~7/15頃)
とくに意思や感情に影響がある配置ではありませんが、「こうしたい」という意図をもって動いたり、周囲に働きかけたりしてみると、自然に縁が広がったり、温かなサポートのつながりを感じたりしやすい数日です。
■太陽<スクエア>キロン(牡羊座)
7月19日21時48分(影響期間:7/16頃~7/22頃)
キロンは、傷を表す星。この時期は、心の奥底に眠る、癒しがたい痛みのような感覚が浮上しやすいタイミングとなりそうです。
牡羊座のキロンは、「自立」や「自発的行動」、「個性・私という感覚」などに関する痛みを表すので、蟹座のテーマとあいまって、「自立と依存・甘え」の問題や、「家庭や幼児期に受けた心の痛み」のようなものに、特に焦点が当たるかもしれません。
この時期はちょうど、金星と火星のスクエア、火星がドラゴンテールとコンジャンクション、水星が逆行開始…といった星のイベントとも重なります。愛や親密さが絡む対人関係や、過去の縁などが浮上することと関連して、なんらかの心の痛みを感じる人も現れるかもしれませんね。
もし思い当たることが起きたら、「その痛みの正体」みたいなものに、目を向けることが大切でしょう。この時期は全体的に、ある種の「誘惑」みたいな流れを感じるので、ちくっと心が痛むときは、望ましくないパターンに流されていないか、振り返るサインと捉えてみるのが〇。逆にいえば、自分の傷のようなものをカバーしようとして、ズルズルと楽だけれど発展性がない関係に流されないよう、気を付けたいときでもあります。
■太陽 → 獅子座
7月22日22時29分
・太陽<セクスタイル>天王星(影響期間:7/21頃~7/25頃)
・太陽<トライン>土星(影響期間:7/21頃~7/27頃)
・太陽<トライン>海王星(影響期間:7/21頃~7/27頃)
・太陽<オポジション>冥王星(影響期間:7/21頃~7/28頃)
7月22日に太陽は獅子座に移動します。現在、サインの始まりの位置にトランスサタニアン+土星が集まっているので、サインを移動した太陽は、それらの配置にスイッチを入れることになるでしょう。
獅子座の太陽は、冥王星のプレッシャーを感じながらも、新しい枠組みへの再編の流れを推し進めていきます。個人的にも、この時期はそういった「このままではいけない」という無意識の焦りを感じながら、「再編」のために動き出すタイミングとなりそう。
その影響は上記のように、太陽が蟹座の終わりにある時点からじわじわと感じ始めそうですね。
2025.06.24
魚座下弦のメッセージを二つに区切ってアップします。①②の順番ですが、ページ内では②のほうが上にきています。
①は夏至と魚座下弦のテーマ。②では、この期間の星の動きから感じたメッセージを綴っています。
魚座下弦のメッセージ② (6月19日~6月25日)
今回の下弦からの一週間(6月19日から25日まで)は、大きく分けると、夏至(21日11時42分)になるまでと、それ以降に分けられそうです。
夏至になるまでは、太陽が柔軟サインの双子座を通過し、さらに木星と海王星のスクエアがピークとなっていたため、「揺らぎ」を感じやすいときでした。
良い意味では、想像力が広がりやすく、アート的あるいはスピリチュアリティな感受性が高まりやすかったかもしれません。
一方、目に見えない不安に心が揺れたり、過度に楽観的なイメージや夢想じみた空想にとらわれたり…なんてことも。
なんだか私は、急な暑さにやられたのもあるのか、とにかく眠くてぼんやりして、体に力が入らなかったです…。
★★★
そして、今日の夏至以降は、ふわっとした揺らぎは落ち着き、日常のなかに足が着く確かな感覚が増していくでしょう。一方、内にこもる気分は強まるかもしれません。ここで気を付けたいのは、内に抱え込み、被害者意識にとらわれるあまり、過剰防衛に走らないこと…。
新月前のここ数日は、「力が正義」のような価値観に、馴染めなかったり、強い反発を感じたりする自分に敏感に気づきやすいようです。ただし、自分を守ろうとするこぶしが過剰な「力」になってしまうこともあるかもしれません。
口でいうほど簡単なことではありませんが、自分や身近な人を守ろうとする優しさを、他者への攻撃に変えず、自分の傷つきやすさを認めてあげることが本当の強さなのかもしれません…。
もちろん、ただ黙って耐えることを勧めているわけではありません。自分の弱さを受けとめることができる人は、内側に静かな強さを秘めているはず。そんな強さがあれば、きっと穏やかに自分の立場を伝えていくことができるのではないかと思うのです。
また、この時期は、口に出さなくていいので、自分のなかでハッキリと「取捨選択」をすることが、今後の行動指針や目標に影響を与えるでしょう。荒々しい状況から、逃げることも大切。
…と書いて、ふと「逃げるは恥だが役に立つ」というフレーズを思い出しました。
いや、今の時代、逃げるのは全然「恥」じゃないぞ~と思いながら検索してみると、これは元々はハンガリーのことわざだそうです。
その意味は、「自分の戦う場所を選べ」という説もあるとのこと。
それって、この数日の星の配置(蟹座の太陽と牡羊座土星・海王星のスクエア)から浮かぶメッセージにピッタリはまります!
「自分の場所、自分が生きる場所を選ぶこと」。
そのために試されるように感じることもあるかもしれませんが、星の動きに目を向ければ、内面の葛藤を乗り越えた先に、今後に向けての光が射してくる…そんな希望の兆しも浮かんでくる下弦の星回りです。
2025.06.21
魚座下弦のメッセージ① (6月19日~6月25日)
本日は夏至。
一年で最も昼の時間が長くなる日ですね。
最も夜の時間が長い冬至は、そこから徐々に昼の時間が長くなるため、「太陽の復活のタイミング」とされ、東洋風に言うなら「陰極まって、陽に転じる日」です。
逆にいえば、夏至は、「陽極まって、陰に転じる日」。
暑さはこれからが本番。真夏のシーズンはこれから始動ですが、昼の長さはこれから徐々に短くなっていき、陽=光が減じていくのです。
陰というのは、マイナスな意味合いではなく、女性性の象徴であり、外に対して内を指します。
夏至から始まる蟹座は、家や家族、母性を象徴し、内側=感情の動きを大切にする星座(サイン)です。
これから始まる一ヶ月は、自分を支えてくれる足元の暮らし=家庭生活や、家族など身近な人たちとの関係に意識を向けて、温かなつながりを育んでいくとき。内なる感情の動きや、本能的な身体の声を大切にしながら、安らぎある暮らしを築くためにエネルギーを注いでいくときとなるでしょう。
このテーマは、次の新月以降、色濃く展開されていきます。
★★★
さて、話戻って、現在は下弦から次の新月に向かうタイミングです。
今回の下弦は、魚座の終盤の月と、双子座の終盤の太陽の間で起きました。
下弦は、次のスタートである新月を前にして、不要なものを手放したり、心身の浄化を図ったりするようなタイミングです。
12星座の最後にあたる魚座にも、そういったテーマがあり、さらにその終盤で起きた今回の下弦は、より一層「新しい始まりの前の手放しや浄化」のタイミングであることが強調されています。
次の新月は、蟹座(活動サイン)の始まりで木星と重なり、さらに「時代の節目」を象徴する木星と土星のスクエアに光を当てています。そのため、「時代の転換期。新たな時代の始まり」といった流れを鮮やかに映し出している新月に思えるのです。しかも、その一ヶ月のあいだに、天王星も新しいサインに移動しますしね。
だからこそ、今回の下弦からの一週間(6月19日から25日まで)は、いつもの下弦のとき以上に、静かに過去の浄化…自分の中に残っている、すでに不要になった思いや感情をそっと手放していくようなときとなるでしょう。
魚座は、個人的な問題を超えた世の中全体、世界のすべてに思いを馳せて、平和や癒しを願い祈るような星座です。
夏至や冬至は、はるか昔から、さまざまな祭事が行われるタイミングでもあります。
不安を感じる世界のニュースが聞こえてくる昨今、私も今日の夏至の瞬間には、夏空に爽やかに輝く太陽を見上げたあと、世界の平和を祈りました。
ほんとうに、世界に平和が訪れますように…。
穏やかな暮らしが守られますように…。
2025.06.21
乙女座の火星~日常生活の整えに静かな熱意を注ぐとき。日々の丁寧な営みが、確かな未来を形作る。(6月17日-8月7日)
一昨日6月17日から、行動的なパワーの星・火星が、乙女座に入りました。
その日の東京は、最高気温が35度近くまで急上昇!甲府では38度まで上がったとか…。
それまでは、雨や曇り続きで最高気温が25度~30度あたりだったのに(×_×;)。
この先の二週間予想をみても、大きく下がる気配はなく、いやはや梅雨はどこにいってしまったのでしょう。
乙女座は、「健康と労働」のサイン(星座)と呼ばれます。
皆様、乙女座の火星の時期らしく体調には十分に配慮されながら、蒸し暑い時期をお過ごしくださいませ。
★★★
火星とは、「エネルギーの出力エンジン」のような働きをする星。
意思を行動に移すための原動力を、火星が担っています。
その火星が、6月17日から8月7日まで乙女座に滞在します。
この期間は、乙女座らしく、
「仕事や家事など、日常のルーチン作業を丁寧にこなしたい」
「細部まできちんと整えたい」
「周囲のために役に立ちたい。尽くしたい」
「組織の中で、与えられた役割を完璧に果たしたい」
といった動機が、行動を後押しする力になっていくでしょう。
通常、火星は約1~2ヶ月ごとに星座を移動していきます。
ただし、逆行が絡む時期は、特定のサイン(星座)に長く滞在することもあります。
そして昨年2024年9月4日から、2025年6月17日に火星が乙女座に入るまでの約9ヶ月強は、火星が蟹座と獅子座にとどまり続ける期間となりました。
この時期は、感情を豊かに表現する形で火星のエネルギーが発揮されたり、自己表現欲や創造的なパワーが高まりやすかったりした一方で、感情の押し付けや自己主張の激しい強情な人物がトラブルの火種になりやすい面もあったかもしれません。
そんな流れのなかで、声の大きな人に振り回されて疲れを感じている方にとっては、今回の乙女座の火星は、生活のリズムや環境を整え、落ち着いて「やるべき実務」に淡々と取り組んでいくための追い風となりそうです。
特に7月上旬頃までは、火星に大きなストレスがかかる配置がほとんどなく、穏やかな日常にしっかりと足をつけ、「当たり前のような普通の暮らし」を繰り返していきやすいときです。
意識的に、身の回りの整理整頓を図り、生活習慣を見直してヘルスケアに力を入れるのもよいでしょう。
そんな風に健全な生活作りを前向きに進めていくことを通して、心身ともにじんわりとパワーチャージされていくかもしれませんね。
★★★
■火星 → 乙女座
6月17日 17時35分
6月17日から8月7日まで火星が乙女座を進んでいくあいだに、いくつかの星とタッグを組みながら、物事を動かすエネルギーを放っていきます。
ここでは、その星の配置ごとに簡単なメッセージをお届けします。
■火星<セクスタイル>木星(蟹座)
6月22日19時31分(影響期間:~6/27頃)
乙女座の火星と、蟹座の木星の組み合わせからは、「いつもの家事や仕事のルーチン作業をこなしながら、心の落ち着きを取り戻す」イメージが浮かびます。
身近な人や職場の同僚と協力しながら、自分の役割を果たし、目の前の仕事をどんどんこなすことで、穏やかな満足感をおぼえそうです。
最近ギスギスしたムードを感じていた人は、「いつもの作業」に集中することで、「通常運転」のリズムへと整っていくタイミングになるでしょう。
ただ、6月22日前後は、太陽と土星がスクエアになる影響ともあいまって、仕事の責任が重くなったり、忙しくなったりする可能性も。それでも、慌てず騒がず、淡々と目の前の作業に集中していけば、やり遂げた達成感を味わえるのではないでしょうか。
■火星<セクスタイル>太陽(蟹座)
6月26日23時11分(影響期間:6/20頃~7/2頃)
こちらも、家や家族のため、あるいは職場など身近な関係の中で、自分の役割を果たそうとして力を発揮するタイミングを示しています。
まずは、足元の暮らしに目を向けて、「整える」ことに力を注いでみましょう。
この時期は「片付け」にぴったり。隅々まで掃除したり、ドキュメント類をきちんと整理したりすると、心身の整えにもつながります。
また、奉仕の気持ちで、周りの人たちのために少しでも役に立つように動いてみると、身近な関係の中での居心地良さが、ぐんと改善されるかもしれません。
■火星<コンジャンクション>ドラゴンテイル(乙女座)
7月23日7時1分(影響期間:7/18頃~7/26頃)
■火星<スクエア>金星(双子座)
7月23日17時23分(影響期間:7/18頃~7/27頃)
ちょうど同じ時期に、火星はドラゴンテールと重なりながら、金星とスクエアになります。
金星と火星のアスペクトは、恋愛や、「好きなことに情熱を注ぐ」分野で、進展が起きやすいタイミングです。
スクエアやオポジションなどのハードアスペクトの場合でも、情熱がスパークして一気に進展する可能性があります。ただし、衝動的に突っ走りやすい分、すぐに情熱が冷めたり、熱くなりすぎて衝突したりしやすいときでもあるでしょう。
くわえて、ドラゴンテールとも重なります。
ノード軸に惑星が重なるときは、いわゆる「引き寄せ」力が発動されやすいとき。けれども、ドラゴンテールが重なる場合は、あまり望ましくない縁や、過去と関連する縁が浮上しやすいともいわれます。
これらの配置をみると、恋愛や親密な人間関係、社交的な場面などで過去に関する縁が浮上してくるかもしれません。
心がざわつきそうですが、結局は過去と同じパターンの繰り返しになりそうな気配があるなら、深入りしない選択も大切でしょう。
金星と火星は柔軟サインでスクエアを作るので、一時の気の迷いといったケースも考えられそうです。
同じ頃に、水星が逆行して金星とセクスタイルとなり、さらに蟹座の太陽はキロンとスクエアになるため、上記の傾向がより強調されているように感じられます。
また、新しい出会いに関しても、どことなく馴染みやすさを感じやすいかもしれませんが、しばらくは観察モードに徹して、慎重に対応する方が無難かもしれません。
■火星 → 天秤座
8月7日8時23分
・火星<トライン>天王星(影響期間:8/4頃~8/12頃)
・火星<オポジション>土星(影響期間:8/5頃~8/13頃)
・火星<オポジション>海王星(影響期間:8/5頃~8/13頃)
・火星<トライン>冥王星(影響期間:8/6頃~8/13頃)
8月7日に火星は天秤座に移動します。移動直後に、トランスサタニアンに次々とアスペクトをとるため、運命に背中を押されるような気分で、行動スイッチが入りそうですね。
その影響は、上記のように、火星が乙女座の終わり頃を進んでいる時点から、じわじわと感じ始めるでしょう。
乙女座に火星がある間は、乙女座らしく慎重かつ丁寧なスタンスを保ちながらも、新しい可能性にもオープンであることが、のちの展開にプラスに働くかもしれません。
2025.06.20
満月から下弦へ(6月11日~6月19日)
下弦を目前に控えたタイミングとなりましたが、満月のメッセージは次の新月(6月25日)まで、背景のテーマとして引き続き響いています。遅ればせながら、私なりに綴ってみたいと思います。
詳しい占星術的な解説は、「射手座の満月:揺れ動く世界のなかで、自分の限界を超えていくとき」①と②をご覧ください。
★★★
世の中(いわゆる都市伝説界隈?)では、7月5日に関する噂が広がっているようですが、私自身は予言系の占い師ではありません。
ただ、2020年頃から私たちが新しい時代の扉(いわゆる「風の時代」)を開き、そして、特にここ数年、なかでも2025年から2026年にかけては、時代の色が一気に塗り替えられていくようなエポックメーキング的な星の動きが起こるのは、ホロスコープに示されています。
とりわけ、2025年の春(3月末)から7月上旬頃にかけては、大惑星が次々と星座を移動し、変化を促す時代の揺れ動きの流れが高まるときです。
世の中の動きに敏感であったり、会社など大きな組織に属したりしている方は、こういった社会全体の変化を、実際の動きを通して私よりも遥かにひしひしと察しておられることでしょう。
今回の満月は、さらに言えば次の新月でも、そういった急速に変わりゆく世の中で、「私たちは、どうやって生きて(社会参加して)いくのか。」「どうやって暮らしを守っていくのか。」といったテーマについて、真剣に向き合うタイミングとなることが示されているように感じます。
★★★
今回の満月図には、そういった「世の中の揺れ動き」を体感しながら、「自分の限界を超えて、新しいフィールドへ目を向けていく」といった射手座満月らしいテーマが表れています。
限界を超えて…というのは、無茶苦茶頑張るとか、限界を必死になって乗り越えて先へ…といった意味ではありませんよ。
人は知らず知らずのうちに、自分の限界を決めてしまっていることがよくあります(もちろん、それ自体が悪いわけではありません)。でも、その「自分で決めた限界の枠」のなかで、ハムスターが回し車の上で必死に走り続けるように、ひたすら「頑張ってしまう」こともあるのではないでしょうか。
カイトとなる射手座の満月は、そういった状況を俯瞰して、自分が抱えている痛みのような感覚も知ったうえで、勇気と情熱をもって新しいフィールドを探していく、自分で自分を縛る限界を超えていく…そんなきっかけを示しているのかもしれません。
私は、射手座は「体験知」というのでしょうか、実際に体験しながら学ぶことと関係すると思うので、「書を捨てよ街へ出よう」というフレーズは、とても射手座らしいなと思います。
でも、具体的に新しいアクションを起こさなくても、さらっと「認識を変える」、「物後の見方、世界の見方を変える
」だけでも、十分に射手座満月のメッセージを活かしていると思うのです。
★★★
そういったことが、射手座満月が示している全体的なテーマである一方、もう一つ大切な軸のようなものも、満月図には表れています。
この時期、ナイーブに心が揺れる人も現れそうです。
そして、木星と海王星のスクエアは、「声の大きな人(魅力的で影響力のある人)」が語る「大きな物語」を鵜呑みにして、むやみに不安になったり過度に楽観視したりしやすい傾向や、被害者意識にとらわれやすい傾向を表しているようにも感じます。でも、本当の意味での解決への道は、もっとリアリティある現場の中にあると思うのです。
「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」みたいな!?
(古いセリフなうえに、ちょっとニュアンスが違うかも💦)
それぞれの痛みを抱えながらも、ごく身近にいる人たちとの安らぎある関係を深めていくこと、価値観があわないと感じる相手とも、穏やかで平和的な対話を試みること…。
そんなシンプルなことのほうが、よほど理想的で難しい(その難しさも満月図には表れています)…。
けれども、そんな日常の小さな努力の積み重ねこそが、先ほど触れた「物事の見方が変わる瞬間」や、「新しいフィールドへと踏み出す一歩」につながっていくのかもしれませんね。
なんだか、射手座満月らしく、「物事の考え方について熱く語って」しまいました('◇')ゞ
2025.6.18
射手座の満月図リーディング(2025年6月11日)
満月から数日たってしまいましたが、今回の満月図についてリーディングしてみました。
満月図は、下弦でピタッと影響が切り替わるというより、満月から次の新月(6月25日)までの世の中の雰囲気を表しています。
全体の惑星の配置をみると、なかなか意味深い満月…と思うので、ご興味のある方は下記のブログをご覧ください。
こういった内容を取り上げています。(占星術にご興味のある方向けの内容になっています。)
・射手座満月のテーマ
・満月のアスペクト:火のグランドトライン+風の太陽でつくられる「カイト」
・満月のアスペクト:ノード軸とのスクエア
・満月の支配星のアスペクト:蟹座木星と牡羊座土星・海王星のスクエア
・満月の支配星のアスペクト:蟹座で木星と水星がコンジャンクション
射手座の満月①:揺れ動く世界のなかで、自分の限界を超えていくとき
↑満月図の全体的な話
射手座の満月②:揺れ動く世界のなかで、自分の限界を超えていくとき
↑個別のアスペクトから感じるテーマなどについて
満月図を深読みして感じたメッセージについては、あらためてアップさせていただきますね。
2025.6.16
木星と土星のスクエア~ひとつの時代が移りゆくとき①(2025年6月)
先日、元巨人選手・監督として活躍された長嶋茂雄さんの訃報が伝えられました。
ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄さんが、国民的スタートして活躍した時代は、日本がもっとも勢いに満ちていた頃。
多くの人が、発展し続ける日本の未来を夢見ていました。
そして、長嶋選手が現役を引退した1974年は、高度経済成長期の終焉と重なります。
私は特に野球ファンではありませんし、現役時代の活躍に胸を熱くしていた世代でもありません。
それでもニュースを目にして、ひとつの時代が確かに幕を下ろしたのだと、しみじみ感じています。
長嶋茂雄さんの訃報のニュースが伝えられたとき、天空では木星と土星がスクエアを形作っていました。
木星と土星のアスペクトは、昔から「時代の節目」と結びつけられてきた配置です。
告別式が行われた6月8日は、蟹座に木星が入る前々日。
蟹座の0度は、活動サインの始まりであり、「新たなスタート」の意味が強い位置。
そこに木星が入る直前に、日本が元気な時代の国民的スターがこの世から去ったのは、象徴的に「一つの時代の終わり」を深く感じさせる出来事でした。
★★★
続きをご覧になりたい方は、こちらのブログ記事をご覧ください。
占星術の専門用語を使って解説しておりますが、末尾の「木星・土星スクエアのエネルギーを、前向きに活かすには」のパートは、占星術にあまり詳しくない方もご覧いただけるメッセージです。
最近、仕事などの社会的な役割に関して、「このままでいいのだろうか」といった問いが胸をよぎる方は、時代の節目を表す木星・土星のエネルギーを感じているのかもしれません。
2025.6.13
蟹座の水星~言葉に温かみのある想いを乗せて、誰かに届けるとき
(6月9日-6月27日)
今日は、朝からずっと雨。
関東では、昨日6月10日からいよいよ梅雨に入ったそうです。
星の動きを日々観察していると、不思議なことに、惑星が星座(サイン)を移動するのと歩調をあわせるかのように、陽気が変わることがあります。
そして、梅雨入りした昨日6月10日には、木星が約一年ぶりに星座を変えて、「蟹座」に入りました。
蟹座は、「水」のエレメント。
蟹座を太陽が通る6月下旬から7月中旬にかけて、日本は梅雨まっさかりの季節です。
振り続ける雨を浴びて、春に芽吹いた草木がすくすくと成長していくときですね。
蟹座のテーマは「育てること」。
生まれる前の子供が、母親の子宮の羊水に包まれながら安心して育つように、母性と深い関係がある蟹座に水のイメージはよく似合います。
しとしと降り続ける雨音を聞きながら、不思議とほっとした気分に…。
雨の音の一定のリズム(ゆらぎ)は、人間の体のリズムー心拍や呼吸のリズムと響き合うため、雨音を聞いていると落ち着く、という説があるそうです。
穏やかな雨音を聞きながら、人は無意識のうちに、母の子宮の中で心臓の鼓動を子守歌のように聞いていたときの安らぎを、記憶の深いところで思い起こすのかな…なんて、ふと想像をふくらませてみました。
★★★
さて、木星より一足早く、6月9日に水星が蟹座に入り、6月27日まで滞在します。
水星は、知識・情報、コミュニケーションの星。
水星が蟹座の前の双子座にあったときは、言葉が翼をもって軽やかに飛び回っていたイメージです。
けれども、蟹座に入った水星は、軽やかに羽ばたく乾いた翼が、しっとりと湿りを帯びるように、「客観的に考える」よりも「感じた」ことを表現したくなりそうです。
水星が蟹座に滞在する期間は、いつもより少し言葉にぬくもりを足して、胸の中の想いを伝えてみてはいかがでしょう?
喜怒哀楽をこめた身近なエピソードを表現豊かに語れば、人間味が伝わって親しい人が増えるかもしれません。
自分の中の思いやりの気持ちを、もっと素直に言葉に出して伝えれば、あなたのまわりの世界が今よりも少し優しくなる予感も。
多方面との忙しいやり取りに疲れを感じている方は、安心して心を分かち合える人たちとの交流へと、気持ちが向かっていくでしょう。
家族やパートナーとの会話を増やし、いつもは口に出せない愛情や感謝の言葉をそっと伝えれば、ふたりの間の潤滑油になってくれるかもしれませんね。
また、水星はこまごまとした作業、手作業なども表します。
蟹座は家庭や家族を司る星座なので、家事のために水星の情報力やアイディアを発揮するのもグッド・アイディア。
役立つ家事情報で掃除・片付けを効率よく済ませたり、ほかの人のレシピを参考にしながら料理のレパートリーを増やしたり。
そんなこまごましたひと工夫によって、日常の家事の時間に楽しい刺激が加わるかも!?
★★★
6月9日から6月27日まで、水星が蟹座を進んでいくあいだに、いくつかの星とタッグを組んでゆきます。
それらの配置のポイントとなるメッセージを簡単にお伝えします。
■水星<スクエア>土星(牡羊座)
6月9日19時48分(影響期間:6/8頃~6/10頃)
■水星<スクエア>海王星(牡羊座)
6月10日7時54分(影響期間:6/8頃~6/11頃)
ここ数日、コミュニケーション面では、やや混乱した雰囲気が漂っていました。
生真面目になるあまり、物事を必要以上に型にはめ込んで考えてしまい、感情的な行き違いが生じてしまった…。
頭の中の都合の良い想像を広げたり、嘘か本当かわからないような話に惑わされたりして、現実が見えなくなって混乱に陥った…。
もしそんな風に思い当たることがある方は、現在ではこうした影響は弱まっているので、落ち着いて考え直したり、誤解があった部分を整理したりするタイミングとなっています。
この難しい配置をうまく活かせた方は、豊かに広がるイメージを現実的な計画や形にうまく落とし込み、頭の中のアイディアを無理なく実践する方向へと一歩踏み出す力になったのではないでしょうか。
■水星<セクスタイル>金星(牡牛座)
6月12日4時40分(影響期間:6/9頃~6/14頃)
「和気あいあい」、「ほのぼのとしたおしゃべり」なんて言葉がぴったりな、なごやか時間です。
親しい人とわちゃわちゃしながら、くつろいだひと時を過ごすなかで、安らぎや喜びを感じそう。
上で書いたように、6月9~10日前後に混乱があった人は、このアスペクト(星の角度)の力を借りて、穏やかながらも思いが伝わる表現で、うまくいかなかった相手に歩み寄ったり、誰かと協力関係を築いたりするのもよいでしょう。
■水星<スクエア>キロン(牡羊座)
6月24日16時16分(影響期間:6/22頃~6/26頃)
コミュニケーションにまつわることで、心の傷がちくりと痛むように感じる方がいるかもしれません。
それは、「自立と依存」というテーマに触れる出来事としてあらわれる場合も。
誰にも見せない日記に気持ちを綴る、信頼できる相手に打ち明ける…そんな風に無理のない範囲で言葉にしようとすると、ナイーブな気持ちが少しずつほどけてくるかもしれませんよ。
■水星<セクスタイル>天王星(牡牛座)
6月26日18時44分(影響期間:6/24頃~6/28頃)
「なるほど!」とポンと手を打つような気づきが生まれやすいとき。
感情にとらわれて見えなかったことも、ちょっとした発想の転換で、ふっと視界が開けてくるのではないでしょうか。
どちらかといえば、「過去の出来事」や「これまでの思い」に対して、「そうだったのか」と腑に落ちるような気づきを得て、納得した上で未来へと切り替える…そんなきっかけが訪れやすい数日になりそうです。
牡牛座の金星~
自分を満たす時間が幸福の源泉に。暮らしのなかで、感覚的な心地よさをたっぷり味わって。
(6月6日-7月5日)
ここ数日、コーヒーを切らしていて、どこか物足りないような、軽くいら立ちがあるような気分で過ごしていました。
実は、私カフェイン中毒らしく、目の前にコーヒーがないと、PCに向かう気になれません。
昨日、仕事も一区切りつき、ようやく買い物にでかけました。
まずは一服と、コーヒーのパックを開けた途端、ふわっと立ち上がる濃厚な香り。
その瞬間、甘美な感覚が鼻奥に満ち、「あ~これが、牡牛座の金星だな…」と、脳がとろけるようなささやかな幸福感にひたってしまいました。
(いやもう、完全にカフェイン中毒ですね・笑)
★★★
占星術で「金星」は、人生に喜びをもたらす星です。
その金星が、現在、自らのホームタウンである牡牛座に入り、輝きを強めています。
(牡牛座への滞在期間:6月6日13時42分~7月5日00時30分)
牡牛座を金星が通る時期は、日常的な暮らしのなかで、五感や身体的な感覚を通して「心地よさ」をたっぷり味わい、小さな幸せをたくさん発見していくときです。
特別なことでなくてかまいません。
いつもよりゆっくり時間をかけて食事を味わう。肌ざわりのいいブランケットにくるまって、うとうとする。お気に入りの花を飾ったり、好きな器に果物を盛り付けたりして、その彩りを愛でてみる…
忙しい日々をひととき忘れるような、小さな贅沢の時間や、感覚的なよろこび。
それらを通して心が豊かに満たされるのを味わうのが、牡牛座金星のギフトです。
金星は美と愛の星と呼ばれますが、
牡牛座の金星の愛は、なによりもまず「自分を愛する」ことが大切になります。
でも、「自分を愛する」って、よく耳にするフレーズですが、なんだかピンとこないかもしれませんよね。
そんな方は、難しいことを考えず、五感や身体感覚にとっての心地よさや、暮らしのなかの小さな喜びを、たくさん見つけ、たっぷり味わってください。
どんな状況であっても、自分で自分にご褒美をあげて、自分をハッピーにできる人は、穏やかに満たされているでしょう。
そうした人は自然と、他者とも誠実な愛を分かち合えるのです。
また、この時期は、人々が感覚を心地よく刺激する「美しいもの」を自然と求めたくなるとき。
クリエイティブな活動をされている方にとっては、美的・芸術的センスをのびやかに表現する好機となりそうです。ぜひ、ご自身の感性を大いに発揮してみてください。
★★★
6月6日から7月5日まで、金星が牡牛座を進んでいくあいだに、いくつかの星とタッグを組んでゆきます。
簡単にそのテーマを挙げてみますね。
■金星<スクエア>冥王星(水瓶座)
6/10 2:20(影響期間:6/6頃~6/12頃)
金星は、心地よさをもたらす星ですが、この数日は、それが行き過ぎ、欲や快楽を求める気持ちに突き動かされて、極端な行動に出てしまう…そんな人も現れそうです。
その背後には、自分でも気づいていない「満たされない」感覚、飢餓感のようなものがあるのかもしれません。
冥王星は他者への支配欲と関連するので、金星の愛情欲求と結びつき、執着心や独占欲で相手を縛ろうとしたり、強引に愛を得ようとたりする場合もあるでしょう。
現在はピークを過ぎているので、一山越えているところです。
ただ、もし今、そういった困りごとを抱えているなら、「自分がどんな欲にとらわれているのか」「とらわれるあまり、何を見落としているのか」を冷静に見極めてみるタイミングといえそうです。
冥王星が関与しているときは、きれいごとは通用しません。
見たくない、知りたくない自分の深層にそっと踏み入ってみる。すると、思いがけず、そこに宝が眠っていることに気づけるかもしれません。
■金星<セクスタイル>水星(蟹座)
6/12 4:40(影響期間:6/9頃~6/14頃)
「和気あいあい」、「ほのぼのとしたおしゃべり」なんて言葉がぴったりな、なごやか時間が訪れそうです。
親しい人とわちゃわちゃしながら、くつろいだひと時を過ごすのもよし。
穏やかながらも思いが伝わる表現が、相手の心を動かしやすいため、仕事などで協力関係を築くのもよいでしょう。
(一方で、この期間は、火星と天王星がスクエアでもあるので、突発的なトラブルや衝突などに気を付ける暗示も。)
■金星<コンジャンクション>天王星(牡牛座)
7/4 21:44(影響期間:7/2頃~7/6頃)
天王星は、予想外の変化や方向転換、突然のひらめき、分離などを表します。
体に馴染んでいるような価値観や恋愛観などが、なんらかの気づきとともにガラリと変わる可能性もありそうです。
それが対人面で表れれば、距離が急速に離れることもあれば、逆に相手を見る目が変わって関係性が突然変化する場合も。
感性を表現する分野では、天王星のひらめきや発想の転換がプラスに働き、ユニークな表現が生まれたり、オリジナリティあふれる作品として昇華する…そんな、うれしい展開も期待できるかもしれませんね。
なかには、自分の感性や魅力が注目を集め、思いがけずバズる(=ブレイクする)なんてことも、もしかしたらあるかも!?
※「影響期間」とは、惑星のアスペクトのオーブ(接近=3度/分離=2度)の範囲に該当する期間です。
2025.06.11
上弦から満月へ(6月3日~6月11日)
ここしばらく「今週の転機予報」と題して、1週間ごとのメッセージをお伝えしてきましたが、どうも自分の感覚にしっくりこないようで…。
今回は、新月から始まる約一ヶ月のサイクルに合わせて、「上弦から満月にかけて」の節目でお届けします。
ちょうど今は、乙女座の上弦のタイミング。ライティングを象徴する水星(新月の双子座も、上弦の乙女座も水星が支配星)を意識しつつ、仕切り直してみました。
まだ、もう少し試行錯誤が続くかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
※こちらは、占星術にあまり詳しくない方向けのメッセージです。
占星術の用語も少し出てきますが、その部分はあまり気にせずに読み進めていただいて大丈夫です。
上弦6月3日12時40分 (月:乙女座12度-太陽双子座12度)
↓
満月6月11日16時43分(月:射手座20度-太陽双子座20度)
■乙女座の上弦:整理したり、現実にあわせて軌道修正したりしながら、歩を進めるとき。
新月を迎えた先週は、新鮮な風が吹き始めました。
でも、大きな流れに乗って物事が動きやすい星回りだったぶん、気が抜けない心境だった方もいたかもしれません。
けれども、先週末あたりから星の配置がゆるみ始め、ほっとひと息いれるような雰囲気が漂い始めました。
そんなタイミングで、3日のお昼過ぎに上弦の月を迎えました。
上弦は、「軌道修正のとき」。
今回は乙女座で起こる上弦なので、最近バタバタと手をつけていたことを整理したり、今の状況を見直して、現実に合うかたちで修正したりするのにうってつけです。
頭の中にあるアイディアやプランを、より具体的な形にブレークダウンすると、実現に向けて弾みがつくでしょう。
また、上弦から満月にかけての星の動きをみると、おおまかに分けて「3日(上弦)から6日頃まで」「7日頃から11日(満月)頃まで」の流れに分かれそうです。
■6日頃までは、ほどよい活気のなか、好きなことにトライしながら「私のための時間」を充実させて。
6日の午前中ぐらいまでは、比較的穏やかで、でもほどよい活気もある流れが続きます。
上弦が「整理や軌道修正」といっても、立ち止まる必要はありません。
動きながら少しずつ整えていく。どんどん試してみながら選択肢を絞っていく…。
そんな感じで、前向きに取り組んでみてくださいね。
この時期は、まわりの思惑や置かれた立場などを気にしすぎるよりも、「個人的な動機」にもとづいて動いたほうが、充実感があるでしょう。
いつもより率直なふるまいが魅力を伝えやすく、自分の考えを進んで言葉にする姿勢が「あなたの人となり」を伝えることになって、コミュニケーション面でプラスに働きそう。
また、自分の能力のブラシュアップにも最適な流れでしょう。
星々の穏やかな後押しもあるので、やりたいことに意識的に取り組むことで、順調な進展につながりやすい数日です。
とりわけ、月が天秤座を通過する5日~6日頃は、社交やコミュニケーション、情報発信・収集、言葉を使う活動や学びに関することが、波に乗りやすいとき。
思い切って動いてみると、やりとりが活気づき、うれしい手応えを得られるかもしれません。
ただし、ここしばらく神経疲労を感じやすい傾向も。
「好きなこと・心地よいこと」を楽しみながら、たっぷり心の栄養補給もなさってくださいね。
■7日~11日は、アクセルとブレーキを意識しやすいとき。焦らず、可能性の種を現実の土壌で育てていきましょう。
そんな「ほどよい活気」や「伸びやかなムード」は、7日頃から変わり始めます。
空気感が熱を帯び、アクセルをぐいっと踏み込むような勢いのあるテンションが高まる一方で、緊張感も増してきて、心の揺れを感じる人もいるかもしれません。
いわば、アクセルとブレーキの両方が同時にかかるようなタイミングです。
実は、大きな惑星の配置をみると、仕事などの社会的立場に関して「このままでいいのだろうか」と、迷ったり葛藤したりしながら、「ターニングポイント」を意識しやすい流れが始まっているように思えます。
(ただし、これは人それぞれ=その人のホロスコープ次第ですが。)
これについては、次回の満月の時にあらためて触れますね。
「アクセル(先に進みたい。もっとこうしたい。)」と「ブレーキ(いや待て。現実を考えると難しい。)」のあいだで揺れやすい流れではありますが、意識的にバランスをとって活かせれば、現状を望ましい方向へと変える起爆剤にもなりうる星の配置と言えるでしょう。
とはいえ、焦る必要はありません。
満月前後に起きてくる、さまざまなアイディアや心境の変化は、今後進んでゆく地平を探すうえでの貴重なヒントになりそうなので、気持ちが揺れる時は、「材料探し」ぐらいの気持ちでおおらかに構えてみてくださいね。
★★★
7日頃~11日頃(満月)の期間は、全体的には上で書いた通りです。
ただ、9日早朝を境に、雰囲気が変わりそうなので、もう少し細かく流れをみてみましょう。
7日頃から9日早朝ぐらいまでは、アクセルを踏み込む勢いが強めに働きやすいとき。
さまざまなアイディアが浮かびやすく、ここしばらく温めていたプランを実行に移したくなる衝動に駆られそうです。
もちろん、新しい挑戦だけでなく、いま手掛けていることにエネルギーを注ぐのも◎。
ただし、見切り発車に踏み切ると、その後、思わぬ課題が持ち上がったり、早々にブレーキがかかったりする可能性もありそう。
準備が整っていない場合は、「ひとりブレスト」で、自由に発想を広げるだけでもOKです。
これから実現したいプランに向けて、アイディアの種を見つける時間になるでしょう。
また、「学び」に関しては、種まきのチャンス到来!
興味があることに一歩踏み出してみると、視野がぐんと広がり、知識を積み重ねながら大きく伸びていく可能性を感じるタイミングです。
★★★
9日早朝から満月の11日頃にかけては、星の動きとともに流れが変わり、心境や発想が変化するかもしれません。
今やっていることへの不安や疑いが芽生えたり、ナイーブになりすぎて、嫉妬や怒り、不満などのネガティブな感情が膨んだりする場合も。なんらかの混乱によって、現実的な対応に追われる…なんてケースも考えられそうです。
この数日は、少々不安定に揺れやすいタイミングではありますが、前進する勢いが落ちるわけではありません。
ただし、目に見えない不安にとらわれやすいので、現実をしっかり見据えることが大切になりそうです。
根拠のない噂に惑わされないよう、気を付けたいときでもあります。
最近の流れに乗って、新しいプランに乗り出した人は、進めていく上での課題に気づきやすいとき。
それは、可能性の種を探したり撒いたりすることへの関心から、その種を現実的な土壌のなかで育てていく方向へとテーマが移り変わるなかで、自然に浮上する課題といえるでしょう。
これから、外よりも内に意識が向きやすい流れが強まっていくので、この時期の心境の変化は、もっと「中身を育てる・充実させる」ほうへと目を向けるきっかけになるはずです。
先ほど書いたように、満月前の揺れ動く波のなかで「さまざまな材料」 が浮上してきそう。それらを踏まえながら、次の満月以降の流れへと進んでいくことになるでしょう。
2025.6.4
今週の星の転機予報(5/26-6/1)
~衣替えの季節到来。古い衣、持ち重りのするコートは脱いで、自由な陽光の下へ軽やかに踏み出して~
星の動きをチェックしながらカレンダーを見れば、もう今週末は6月!
ついこの前まで寒さに震えていたような気がするのに、もう梅雨目前の曇り空の季節とは…。
年々、時間のスピードが加速していくのを肌身で感じています。
さて、6月1日といえば、「衣替え」を迎える方も多いときですね。
今週は、季節の変わり目のように、流れの変わり目をどこかで感じながら、サラリと古い衣を脱いでいくようなタイミングになりそうです。
私たちは、身体感覚になじんだ習慣や、成長の過程で身に着けてきた価値観、もともと持って生まれた考え方や感情の癖のようなものを、そう簡単には手放せないでしょう。
もちろん、いつでも変化の機会は訪れていますし、多かれ少なかれ成長ということを意識しながら暮らしている方もおられるはず。
それでも、たとえ自分のことをダメだと思い込んでいたとしても、当たり前のように馴染んでいるものを、あえて変えようとは、なかなか思えないかもしれません。
★★★
けれども、そんな個人的な事情や思いとは別のところで、星の世界(占星術の世界観)では、時折、リセットやリスタートを促す流れが訪れます。
そして、世の中全体に脱皮を促すような「時代の変化」という大きな流れが、ここ数年、勢いを強めてきています。
それは、2023年頃から表面化しやすくなっていき、今年2025年から来年2026年にかけては、新章スタート!といった雰囲気で、世の中の風潮を塗り替えていくでしょう。
2025年は、春頃までは、過去を振り返りつつ、うまくいかない点に気づいたり、試行錯誤しながら少しずつ変化したり…といった、どちらかといえば内省ムードが強い時期でした。
けれども、春以降、正確にいうと3月末の海王星の星座移動を皮切りに、7月上旬の天王星の星座移動まで、新たなステージへの扉が次々に開いていきます。
春先までの内省のタイミングの折に、ある程度、「これから自分はこうなりたい。こうしたい。」といった思いや内的なプランニングが固まっている人ほど、この三ヶ月ほどの時期に、新たなウェーブに乗っていきやすくなりそう。
とはいえ、この三ヶ月のあいだでも、スムーズな流れが訪れる時もあれば、じっくりと目の前のテーマに向き合う必要があるときもあるでしょう。
★★★
話戻って今週は、「北風と太陽」でいえば、「太陽」のようなタイミング。
この三ヶ月の流れのなかでも、スムーズに次に向けてのステップを踏み出しやすい流れが訪れています。
自然に、古い衣、重たいコートを脱いで、明るい陽光のもとへ歩き出したくなるような星回りといえるでしょう。
もちろん、人によって、太陽の暑さやまぶしさが苦手な方もいるかと思います。
それでも、今週吹いてくる爽やかな風に誘われるように、無理しない程度に、心のままに歩き出されるのもよいかもしれません。
また、先週頃までに、「こうしたい・こうなりたい」、「変えたい・変わりたい」といった気持ちが抑えようもなく湧きあがり、心がはっきり決まっているかたは、今週は、それらを踏まえたうえで、思いを具体的な形で実現していく、あるいは軌道修正を図るタイミングとなりそうです。
焦る必要はありません。まずは、その一歩を踏み出してみると、変化へといざなう風に背を押されながら、次のステップへと自然に歩が進んでいくのではないでしょうか。
先ほど、以下のように書きました。
>私たちは、身体感覚になじんだ習慣や、成長の過程で身に着けてきた価値観、もともと持って生まれた考え方や感情の癖のようなものを、そう簡単には手放せないでしょう。
今週は、そんなご自身のことや、周囲の環境・人間関係などを含めて、「違う視点で眺めてみる」ことが、ヒントとなりそうです。
そのためには、食わず嫌いをとりあえず脇に置いて、どんな人の話でも興味をもって耳を傾けてみる、関心のない分野の知識や情報でもとりあえず目を通してみる、というように、自分の前にやってくるものを「一つの情報」としてとらえ、オープンな姿勢で接してみるのもよいでしょう。
もちろん、すべて鵜呑みにするのではなく、「なるほど」と、考える材料が一つ増えたぐらいの感覚で受け止めてみるのでOKです。
そんな風に柔軟に考えるうちに、自分のなかの固定観念から自由になって、身の回りの世界のなかから、新しい可能性を発見できるようになるかもしれませんね。
もちろん、積極的に、興味のある分野にとびこんでいくのもGood!
衣替えといっても、そんな大げさなことではなく、ちょっとした変化の風を楽しんでみるのでも十分です。
今週は、そんな小さな一歩が、いつのまにか自然な追い風を受けて、確かな足取りへと変わる可能性もあるとき。
皆様それぞれの形で、素敵な衣替えタイムをお過ごしください✨
2025.05.28
5月23日~24日 【牡羊座の月】軽やかな風に乗って、カチッと切り替えスイッチ。過去の衣はサラリと脱ぎ捨てて。
次の「今週の転機予報」のタイミングですが、昨日から牡羊座に月が入り、「スイッチを切り替える」風が吹いているように感じます。なので、この二日間の流れについて、ちょっと書いてみますね。
占星術にあまり馴染のないかたは、以下の天体解説の個所はスルーしていただいても大丈夫です。後半の赤字のまとめ部分からご覧ください。
★★★
5月21日から太陽が双子座に入り、空気感がふっと軽くなるような感覚とともに、新たなフェーズへと移り変わりはじめています。
ただ、太陽が双子座に入った5月21日の時点では、月は魚座にありました。12サインの最後にある魚座は、新鮮な始まりの勢いには少々欠けています。さらに今は魚座の最後の度数に土星があるので、「新しいスタート」というより「最後の締め」といった雰囲気でもありました。
そのため、21日から22日にかけては、まだハッキリとした新鮮な切り替え感を感じにくかったかもしれません。
そんな中、5月23日の午前1時25分に、月が牡羊座へと移動しました。
牡羊座は12サインのトップバッター。新鮮な勢いと始まりのエネルギーにあふれ、切り替えにぴったりのサインです。
毎月、牡羊座に月が入るときには、ある種の始動感がありますが、今回はそのなかでも、特別感が満載!
というのも、現在は双子座の太陽をはじめ、サインの初期度数に星が集まっていて、全体的に「何かが始まりつつある」といった大きな流れがあります。
その星々に、牡羊座の月がパチッと点火スイッチを入れるようにアクセスしていくイメージが。
また、火のサインの牡羊座と獅子座で、金星と火星のトラインを形成中。牡羊座の月は、この発展的な流れを活性化させてくれるのも嬉しいところ。
具体的に、月の配置を挙げてみますね。
5月23日(金)1:25 月が牡羊座へ。
〃 4:14 海王星(牡羊座)とコンジャンクション。
〃 4:42 太陽(双子座)とセクスタイル。
〃 7:41 冥王星(水瓶座)とセクスタイル。
5月24日(土)5:13 火星(獅子座)とトライン。
〃 6:12 金星(牡羊座)とコンジャンクション。
〃 20:43
木星(双子座)とセクスタイル。(これ以降ボイドに。)
5月25日(日)2:37 月が牡牛座へ。
今現在は、牡羊座の月が、上で書いたような星々のスイッチに点火し終わって、木星とのセクスタイルに向かっている最中。そのあとはボイドに入るので、勢いは落ち着き、のんびりした気分を感じやすいタイミングかもしれませんね。
ただし、スイッチとはいっても、現在は、月齢サイクルでは新月前。
なので、本格スタートは、来週27日の新月以降でOKです。
★★★
まとめると、5月23日から24日にかけての二日間は、気持ちが前向きに切り替わりやすく、自分のなかでカチッとスイッチが入りやすいとき。
これまでモヤモヤと引きずっていたことに対し、「もういいかな」と見切りをつけて方向転換を図る心境になるかも。
あるいは、正面から取り組んで、さっさとケリをつけたくなるといった気持になることも。
そういった潔い切り替えが、そのまま次のステージへと駆け上がる勢いにもなるはずです。
本格的に、具体的な行動を起こしたり、目標に向けてスタートを切ったりするのは、来週27日の新月以降でも大丈夫。
いまは、過去の衣をサラリと脱ぎ捨てるみたいに、気持ちや考えが変わっていくのにまかせてみて。
どことなく、ピュアなエネルギーのようなものが、心のなかに少しずつインストールされていくのを感じられるかもしれません。
どんよりした気分を抱えている方は、多少わがままになっても、かまいません。
この二日間は、「これをやりたい」「これが好き」という気持ちを、いつもより優先させてみるのは、いかがでしょう?自然に湧いてくる心の欲求に正直になるうちに、今の状況にたいして、ふっと違う見方をできるようになる気配も。
シンプルに、楽しい賑わいが期待できる星回りでもあるので、親しい人たちを誘ったり、気になるあの人に勇気を出して声をかけてみたりして、気ままな週末を過ごされるのも素敵ですね。🍀
2025.05.24
今週の星の転機予報(5/19-5/25)
~爽やかな風を感じながらネクストフェーズへ。まずは気ままに日々を楽しんで。~
今週もあっという間に、週末になってしまいました…。
ここ一ヶ月ほどの牡牛座の季節は、本当に変容の節目だったな…と感じております。
4月下旬の新月の頃から深い部分から揺さぶられ、満月の頃に意識が変わる気づきが訪れる、行動を変える、ブレイクスルーのきっかけが訪れる…先週まではそんな流れでした。
これは、身動き取れないさなぎの中で、じわじわと姿を変えていき、そして、さなぎの殻を破り、蝶が羽を広げていくようなプロセスだったと言えるかもしれません。
そして今週は、いよいよ蝶がふわりと飛び立つようなときを迎えます。
本格的にアクセルを踏むのは、来週の新月(5月27日)以降でも大丈夫。
逆にいえば、今週は蝶が気ままにひらひらと舞いとんでいるような雰囲気を感じます。
まずは心の窓を大きく開いて、自由な風を感じてみるのもよさそうですね。
今週の初めの5月19~20日は、先週の流れをクールダウンしていくような時期でした。
それまでの流れの後片付けや後始末に終始したり、一息ついて淡々と過ごしたり…それぞれのお立場で一区切りつけるような感じになりやすかったかと思います。
そして、新しい爽やかな風が吹き始めるのは、5月21日から。
ふっと肩の力が抜け、それまで心を占めていた思いから解き放たれ、気持ちが弾むような別の方向へと関心が向かい始めそうです。
あるいは、客観的に筋道立てて物事をとらえるようになり、心が軽くなるヒントが見つかる…なんて場合も。
また、「爽やかな風」と書きましたが、この風は賑やかで活気ある雰囲気も伴っています。
親しい人間関係や恋愛関係に、情熱が吹き込まれて発展し、好きな趣味や創作活動も盛り上がりそう。
バラエティに富んだタイプとやりとりすれば、楽しい刺激を得るだけでなく、ひとつの考え方にとらわれない柔軟な思考力が磨かれるきっかけになるかもしれません。
遊び方面だけでなく、なにかを学んだり調べたりするのもGood!
仕事や目標設定に関しても、新鮮な意欲が芽生え始めそうですね。
実は、 今週は、そういった軽やかな雰囲気にとどまらず、深い部分でも「切り替えスイッチ」がオンになるタイミングでもあるのです。
とくに先週まで、いろいろと大変だったり、「変わらなくちゃ」と心が決まったり、深く思うことがあったりした方ほど、それらを踏まえて、次のフェーズの扉をノックしたくなりそうです。
2025年から2026年にかけては、長い流れでみても節目にあたりますが、今週は、過去から未来への切り替えの流れが終わって、「次へ」と顔をあげるようなとき。
まずは、はっきりした目的を決めなくてかまわないので、身の回りに新鮮なまなざしを向け、好奇心のアンテナに引っかかるままに、あれこれと手を広げてみてはいかがでしょう?
そうやってご自身の世界をのびやかに広げるうちに、次の目標のようなもの、ときめきを感じる何かが、自然に浮かんでくるはずです。
というわけで、私も切り替えて、来週からはテンポよく進めていきたいです。。(祈)
※今週の星の配置をからめた解説にご興味のあるかたは、こちらのブログ(前編/後編)をご覧ください。
2025.5.22
今週の星の転機予報(5/12-5/18)
~重い雲を吹き払うブレイクスルーの風。見えない壁を乗り越えて、新しい空の下へ~
たとえば、周囲からの押し付けやプレッシャーを感じたり、どことなく身動き取れないような感じがしたりして、気持ちが重くなったり、
特別な出来事はないけれど、いろいろと物思いにふけって気持ちが晴れなかったり…。
そんな人もおられるかもしれません。
そんな風に、少々どんよりした気分を感じていらっしゃる方は、その「心にかかる重たさ」は、急に起きたというよりも、最近ずっと心に引っ掛かっていること、とくに、4月下旬頃から強く浮上しているテーマではないでしょうか?
そして、今週は、そういった直面している暗雲のようなものの正体を見極め、自らの手で打ち破る、あるいはサラッと身をひるがえして方向を変えていく、そういった「ブレイクスルー」を果たしていくチャンスも訪れているのです。
★★★
「ブレイクスルーって、どんなイメージ」?とChatGPTに尋ねたら、こんな答えが返ってきました。
1. 厚い壁にヒビが入り、そこから光が差し込む瞬間長く続いた閉塞感の中に、一筋の希望が見える光=新しい可能性・自由・自分らしさ→ 感情で言えば「解放感」「喜び」「やっと来たか!」という胸の高鳴り
2. 繭(まゆ)を破って飛び立つ蝶自己変容、内なる準備を終えて、ようやく外の世界へ
蠍座や満月の変容のタイミングともよくリンクするイメージ
心の霧が晴れた=精神的なブレイクスルー
4. 地面に突き刺さった剣を引き抜いた瞬間自分の内なる力を認めて手にした象徴
「もう遠慮しない、やるしかない」という決意の力
エネルギーワークなどで「通らなかったものが流れた」「重しが外れた」ような実感を伴う
物理的な体感を伴うことも多い(呼吸が深くなる、涙が出るなど)…
…どれも、「そうそう、それ!」と感じるような表現ばかり。
ピンとくるものがあったら、それがご自身のブレイクスルーの糸口になりそうです。
今週は、突然風向きが変わる、逆転劇が起きる、予想外の展開に向かう…といった流れのなかで、あれよあれよという間に、状況が変わって目の前の道が急に開ける人もいるかもしれません。
けれども、多くの場合、ただ状況の変化を待っているよりも、決意を固めたり、意志を打ち出したり、行動を起こしたり…そういった「自分から動く」ことによって、もっと自由な方向へとご自身を解放していくことにつながるのではないかと思います。

※ChatGPTに描いてもらった「4. 地面に突き刺さった剣を引き抜いた瞬間」の画像。
これは、自分の中の「力」、もっといえばそれは「意志の力」に目覚める瞬間のイメージですね。
さきほど、「自分から動く」と書きましたが、必ずしも言動として表に出さなくても、心の中で、「何かを決意する」「自分の中の『こうしたい、こうなりたい』という意思を確認する」だけでも「動いた」ことになるでしょう。
もしかしたら、今まで頑張ってきたことをあきらめたり、突然、熱を入れていたことに興味を失って方向転換を図ったりする人もおられるかもしれません。
そんなに大げさなことではなく、ふっと「なんだ、そういうことだったのか」と新しいアイディアが閃く、なんて形で表れる場合もありそう。
それらの変化が、周囲の状況と連動して起きる場合、たとえその出来事が望んでいる方向とは違っていたとしても、その変化を受け入れてみると、上で書いたような「ハッとするようなブレイクスルー」につながる可能性は十分です。
★★★
そして、週末に向かうにつれ、週の初めの重さは薄れ、空気は熱を帯びていきます。
やや荒れ模様ではあるものの、人を元気づけるような活気が高まっていくでしょう。
内側からも、よりよい未来を実現するための情熱や、期待や楽しさを伴うような向上心やファイトが湧いてきそう。
週の後半の雰囲気とともに、「ブレイクスルー」を果たしたたあとのイメージも、ChatGPTにビジュアル化してもらいました。

いい感じです💖
ここまで晴れやかな「ブレイクスルー」を果たせたら、理想的ですね。
女性は、戦うための剣や甲冑はまといつつも(=意見の対立を乗り越え、意思や主張をしっかり表明することの象徴)、明るく活き活きとした表情を浮かべています。
そして、自由の風に髪をなびかせながら、自分の足で力強く一歩を踏み出しています。
もちろん、今週、目覚ましい変化が起きなかったとしても、ヒントになるような気付きが起きるだけで、今後の風通しが少し良くなるというか、見通しが開けていくのではないでしょうか。
皆様にとって、ベストな形で「ブレイクスルー」が訪れますように…✨
★★★
また、特に心に引っかかることがなく過ごされているかたは、今週は、予想外の展開に驚かされることもあるかもしれません。
ただ、それは、停滞した空気を打ち破り、新たな時代の波に乗るための「刷新」を呼び込む変化になるはず。
腰をあげて、日々の生活のなかで、すぐにできる「プチ変革」を実行するのも、おすすめです。
雰囲気を一新するような模様替えをする。
大胆なイメチェンを図る。
気になる人に思い切って声をかける。
未知の場所を訪れる。
最新のデジタル製品を購入して生活に新風を吹き込む…などなど。
また、対人面は、明るい活気に満ち、恋愛を含めた親しい関係が発展しやすい流れです。
アクティブなレジャーに出かけるのも大賛成。
ただし、コミュニケーション面は、少々注意報といったところも…。
週前半は、自分の考えに固執しやすく、週後半は主張が強くなるあまり、意見がぶつかってヒートアップする場合もあるかもしれません。
それでも、ちょっとした失敗によって、知らなかった事実や相手の考えを理解できたり、「雨降って地固まる」ということわざの通り、仲良くなるきっかけになったりすることも。
価値観が違うことを知って、心の距離を置くのも、自然な流れかもしれませんね。
現状を変えていく風が強く吹きそうな今週。
小さなひと工夫が、大きな変化の呼び水になる可能性も十分です。
ご自身らしいやり方で、新しい風を暮らしに吹き込み、
「もっと素敵な自分、素敵なライフスタイル」へとアップデートを図ってみてください🍀
2025.05.13